クラブハウス・館内アート

クラブハウス

クラブハウスは、 日本では旧帝国ホテルの設計者としてよく知られている20世紀アメリカ近代建築家の巨匠「フランク・ロイド・ライト」の設計図をもとに、ライト氏設計による最初のクラブハウスとして1991年に建てられました。

基となった設計図は、まず1949年にテキサス州ウィンドフォー夫妻の大邸宅建築のために描かれ、1952年にはこの設計図にてメキシコ政府官僚のアカプルコ邸宅建築が計画されました。そして1958年マリリン・モンローとアーサー・ミラー夫妻がコネチカット州に建てる別荘に採用しました。しかしいづれも建築には至らず、また1959年ライト氏が亡くなり、以降アリゾナ州のフランク・ロイド・ライト財団に保存されていました。1988年、当時ゴルフコース開発が計画された際、周辺環境と融合するデザインのクラブハウスとしてこの設計図を採用、建築されました。

基本設計図にはこのクラブハウスの建物とほぼ同様に、円形のリビングルームにドーム型の天井、中央にスカイライトを配置し、左右ウィング部分は寝室、キッチンと繋がっていており、現在のクラブハウスはその基本設計図を74,778平方フィート(約2,100坪)の3階建てに拡大し、ウィング部分を宴会場/会議室、オフィス、ロッカールーム、プロショップ、ゴルフカート駐車場として使用しています。

内部は、詳細デザイン、各所ステンドガラス、絨毯の柄に至るまでライト氏による建築図書に細かく書き残されたオリジナル設計を忠実に守って建築されています。特に正面玄関、天井のステンドグラス、手すり、ドアのデザイン等、建築界にとっても大変興味深いものです。

アートコレクション
ザ・キング・カメハメハ・ゴルフクラブは地元ハワイの文化に敬意を表し、ハワイの伝統工芸、美術品を展示しています。

・壁画 「ナ・アリイ:首長たちの集まり」
ハワイ人間国宝に認定された故ハーブ・カネ氏による木製パネルに描かれた絵画。カメハメハ大王はハワイ島々の王として最高の身分を象徴する黄色の鳥羽でできたアフウラ(ケープ)とマヒオレ(羽の王冠)を身につけています。

・アフ・ウラ/羽毛ケープ
羽毛工芸のハワイ第一人者で、ハワイ人間国宝である故ジョアン・カハナモク・スターリングによるアフウラ/羽毛ケープ。このアフ・ウラは、当クラブの所有者にちなみ色彩が選ばれ、孔雀、鵞鳥、雉の羽が使われていています。


・ケイキ・カパ・モエ
カパ(桑の木の皮から作られたな布)作品のマスターであるプアナニ・ヴァン・ドープが、11人のマウイ首長が持つ自己の系図を示す固有の図柄を使い、一連のケイキ・カパ・モエ(赤子の毛布)として作成しました。それぞれの図柄は著名な家系図学者で、カメハメハ大王の子孫でもあるルベライト・カウエナ・ジョンソンの慎重な調査により再生されました。

・巻貝の吹人
マウイの彫刻家デイル・ザレラ氏による巻貝吹人のブロンズ像。 当クラブの位置する「ワイカプ」地域の伝説を象徴する巻貝吹人です。この伝説では巻貝の音がマウイの隅々まで聞こえたとされています。